こんにちは。GMO医療予約技術研究所です。
弊社では、お客様から「メディカル革命を導入して収益が上がった」という嬉しいお言葉をいただくことがあります。
年に一度実施している顧客満足度調査でも、そのようなご報告をして下さるお客様は少なくありません。
本記事では、
1. クリニックにとって予約システムとは?
2. 医療機関の収益構造にプラスで必要な要素について考える
3. 収益改善を可能にするメディカル革命の独自のシステム構造とは?
について順番に触れて行き、なぜメディカル革命で予約を管理することが収益増加に繋がるのかを解説したいと思います。
クリニックにとって予約システムとは?
1.一般的な予約システムのイメージ
一般的に予約システムと聞いて「クリニックの収益」をイメージされる方は少ないのではないでしょうか?
メディカル革命ご導入後アンケートで「予約システムに期待すること」の回答として圧倒的に多いのは、電話応対削減を含む「受付業務の効率化」。次に待ち時間の削減や予約の平準化など「混雑解消」に関する理由。その他、「スタッフの満足度」や「集患課題の改善」が続きますが、「経営改善・収益アップ」とお答えになるお客様はごく少数です。
※当社ご利用医院様の導入後アンケートによる回答 (2024年7月度 )
病院、クリニックの受付においては扱うべき情報は多岐に渡るため、もし患者さんの予約を1件1件、電話や対面で受付し、紙台帳に記入しているとしたら、予約システムの導入で確実に業務効率化に繋がるでしょう。
また、WEB予約ができるようになることも患者さんにとって利便性が大きく向上します。
メディカル革命をご利用になっているお客様にももちろん同じ効果を実感していただいております。
しかし、クリニックにとって予約システムの導入価値はそれだけなのでしょうか?
2. 予約システムはクリニックの収益と関連がある?
メディカル革命をご利用中のお客様からいただいた言葉をご紹介しましょう。
「今日も明日も予約で埋まっていて(患者さんの予約画面で)予約できないのをみると、行列のできるお店の職人さんみたいで、胸がいっぱいです。」
このお客様のご感想は、「クリニックにとって予約システムとは?」という問いの答えを端的に表して下さっていると思います。
また、弊社ではご開業のお客様の予約システム導入のお手伝いも多く行っていますが、「おかげさまで予約が埋まってきた」というご報告をいただくのは数ヶ月経ってからというのが一番多い印象です。
一般的にはクリニックは「開業すれば儲かる」と思われがちですが、実際には開業したものの、思うように集患ができず、苦しい状況が半年、またはそれ以上続く場合もあるようです。
それが、少しずつ新患が増え、リピートしてくれる患者さんが増え・・・という段階を経て、ついに毎日の予約枠が100%埋まるようになるのですから、院長先生が予約表を見て「胸がいっぱい」というお気持ちになるのも本当によく分かります。
予約システムは個人の手帳のようなものです。
営業マンだったら商談のアポでぎっしり予定が埋まっている方が良いのと同じで、クリニックにとっては、先々の予約表が診療の予約で埋まっている方が良いのです。
先の予定が埋まっているというのは、収益が確保される安心感を与えてくれるものなのですね。
ここまでのお話で、
予約はクリニックの収益に関係がありそうだ
ということにお気づきいただけたのではないかと思います。
3.予約が埋まっていれば成功なのか?
では、クリニックは予約が埋まるようになったら、成功なのでしょうか?
クリニックの経営者は次のことも考えていらっしゃるかと存じます。
クリニック経営に関する心配事の例
● 融資を受けていたら返済をする必要がある。
● 従業員を雇用し続け、家賃を払い続ける必要がある。
● すぐ近くに競合のクリニックが開業するかもしれない。
● 感染症流行により、受診控えが起きるかもしれない。
● 診療報酬は2年置きに改訂され、保険診療の点数は下がる傾向。
クリニックは予約が埋まっていても安泰ではなく、生き残りをかけて常に何手も先を読み、戦略を考えていく必要があると言えそうです。
戦略を考えるには、明確な売上目標を立て、日々クリニックを運営する中で売上を予測しながら目標達成に必要な軌道修正を行っていかなければなりません。どのように行えばよいのでしょうか?
4.予約システムはクリニックの未来を描くキャンバス
日々のクリニック運営において重要な役割を担うのが、予約システムです。
予約システムはクリニックで毎日お使いいただくものですが、患者さんの来院時間を確認したり、空き状況を確認して次回の予約日時を確定するだけのツールではありません。
クリニックの経営の観点では、予約システムは1ヶ月先、2ヶ月先の予約が埋まっていくことで収益を予測したり、季節要因で患者が減るときに備えて自由診療を開始したり、新しい医師を雇ってより多くの患者を受け入れたりと、クリニックの発展のための舵取りを手助けする参謀役になり得るのです。
もちろん、予約システムを入れたからといって、自然に収益が上がるというわけではありません。
収益を上げるために何をしたら良いのか、患者さんの離脱の原因は何か、リピートを促進するためにどうすれば良いか、将来どうしていきたいかを考え、PDCAを繰り返す・・・予約システムはアイディアや可能性を引き出すための叩き台であり、収益改善はそこから導き出した結果であるとお考えください。
とはいっても、具体的になぜ予約システムが収益改善に貢献するのかをイメージするのは難しいかもしれません。
次の記事では、医療機関の収益構造にプラスで必要な要素を日常の予約管理にも取り入れることの重要性について考えていきたいと思います。
メディカル革命で収益上向上を実現されているクリニック様の導入事例
● 予約システム導入により院内の課題を抽出・解決し、月に30万円の増益、20万円のコスト削減、患者満足度向上(森井整形外科様・東京都)
● 自由診療割合を100%に!メディカル革命は精度の高い経営シミュレーションを可能にする『未来志向の予約システム』です(山手皮膚科様・東京都)
● 美容クリニックの開業初月より予約システムを応用し≪予算2倍の売上げ≫と≪人件費1/3≫の両立へ導いた経営管理ロジック(株式会社LOGICA 様)
● 診療予約システムの切替えで新患増加。キャンセル率は平均1%以下を維持(まつもとクリニック様・東京都)