患者の医院選びと
予約行動に関する調査

Q. 初めて行く医院を探すときに使ったことがある
ツール/方法を全て教えてください

Google検索 (51.3%) は最も利用されており、Googleマップ、Yahoo!検索、Yahoo!マップのツールは主要な情報源となっています。Google マップ (29.5%) や Yahoo!マップ (8.3%) などの地図アプリの利用者が多く、視覚的に場所を把握できる点が支持されていると考えられます。 一方で、家族や知人に聞くという従来の方法も依然としておよそ3割の人が利用しており、信頼できる情報源として重要視されていることが伺えます。

Q. 医院を選ぶ際に、重要視しているものを選んでください。

医院を選ぶ際に最も重視されているのは医師の診察内容やスタッフの対応の良さで88.1%の人が選択しています。医師やスタッフの対応や診療内容の充実度、医療サービスの質が重視されていることが分かります。 次いでアクセスの良さで、立地や駐車場の有無など、通いやすさが重要視されていると考えられます。 予約に対応していることや、待ち時間の短さといった利便性 (60.7%) も重視されており、オンライン予約システムの更なる普及が期待されます。 口コミや評判 (35.9%) や 診療時間の柔軟性 (34.6%) も患者さんが重視する点として挙げられています。

Q. 医院とのコミュニケーションにおいて、
あれば便利だと思うツール

医院とのコミュニケーションツールとしては、LINEが32.5%と最も人気です。電話やメールも一定の割合で利用されていますが、LINEの利便性が高く評価されていることが伺えます。

Q. 直近行った医院で一番印象に残っていることは何ですか。

医師の人柄が（30.7%）最も印象に残っていると回答されています。また医師による説明 (18.2%) や、待ち時間 (13.6%)、接遇・対応 (8.8%) といった要素も印象に残ると回答した患者も一定数おり、患者の満足度向上には、医師の人柄だけでなく、総合的なサービスの質が重要であると考えられます。 一方で、「覚えていない」と回答した患者が13.1%いる点は、医療機関にとって改善の余地があると言えるでしょう。 より多くの患者に良い印象を与え、記憶に残るような医療体験を提供するためには、個々の患者のニーズに対応した丁寧な診療や、快適な院内環境づくりなどが求められます。

Q. 同じ医院に診てもらおうと思う理由を教えてください。

最も多い理由は「近所で通いやすいから（立地の便利さ）」で71.4%を占めています。次いで「前回の診療での満足度（医師やスタッフの対応の良さ）」が70.0%、「医師の専門性や信頼感」が44.6%となっています。これらの上位項目から、患者は医療機関に対して、質の高い医療サービス、アクセスの良さ、そして医師の専門性を重視していることがわかります。その他、「待ち時間の短さ」「料金の適切さ」「院内の雰囲気の良さ」なども再診理由として挙げられています。

Q. 医院・クリニック・診療所の口コミ評価について質問です。
何点以下であれば行きたくないと思うか教えてください。

患者さんが医院・クリニック・診療所の口コミ評価をどの程度重視し、何点以下の評価であれば他の医療機関を探すかをまとめたものです。最も多くの人が「行きたくない」と回答した口コミ点数は「2点以下」で、全体の26.8%を占めています。次いで「2.5点以下」が22.2%、「3点以下」が12.0%となっています。 この結果から、多くの患者は口コミ評価が2点台、特に2点以下の医療機関に対しては、受診を避ける傾向にあることがわかります。一方で、3点以上の評価であれば、ある程度の許容範囲と見なされるようです。 つまり、口コミ評価は患者が医療機関を選ぶ際の重要な判断材料となっており、特に低評価は受診をためらう大きな要因となることが示唆されます。

Q. Google マップなどの地図アプリ上で
医院の予約ができたら便利だと思いますか。

Google マップなどの地図アプリ上で医院の予約ができることに対する患者さんの意識調査の結果です。 調査対象者全体の54.8%にあたる8,614人が「便利だと思う」と回答しており、半数以上の人が地図アプリ上での医院予約機能に利便性を感じていることがわかります。 一方で、「思わない」と回答した人は12.6%（1,984人）、「どちらでもない」と回答した人は32.6%（5,117人）となっています。 この結果から、地図アプリ上での医院予約機能は、多くのユーザーにとって歓迎される機能であると考えられます。

※本調査の一部設問は複数回答形式で実施したため、回答数の合計は回答者数と一致しない場合があります。