こんにちは。GMOリザーブプラスです。
前回の記事では、まだ受診をしたことがない方も含め、クリニックのLINE公式アカウントに友だち登録している方々へクリニックから情報を発信することは、クリニックの雰囲気を伝える良い手段であるため、患者さんが受診をするきっかけ作りになることをお伝えしました。
LINEでの情報発信は集患の効果が期待できるのでぜひ始めていただきたいですが、そもそも友だち登録者が少ない、または増えない場合、せっかくの情報発信も届いてほしい人たちに届きません。
友だち登録者を増やすには、より多くの方にクリニックのLINEアカウントに登録することのメリットを感じてもらう工夫をしたいところですね。
本記事では、すでに実践されているクリニック様の例を参考に、友だち登録者を増やすために何をすべきか、また、一度受診した患者さんに再度受診してもらったり、リピーターを定着化させるためにどのようなLINE活用例があるかをご紹介したいと思います。
1.LINEをクリニック独自の便利ツールにアレンジ
より多くの患者さんにクリニックのLINEが便利と感じてもらうには、電話番号を調べて電話をかける、診療時間を確認するなど、従来時間がかかっていたことをLINEのリッチメニューから1タップで実行できるようにするのはいかがでしょうか?
LINEのリッチメニューとは、トーク画面の下部に複数表示させることができる大きめのボタンのことで、ユーザーが直感的に操作しやすいことが特徴です。

カスタマイズも自在で、ボタンの配置を自由に変更でき、ホームページやGoogleマップへのリンクを設定したり、ボタンをタップするとクリニックに電話をかけられるように設定することも可能となります。
クリニックにとっては、ユーザーに使ってもらいたい機能をひとまとめにしたアプリを提供するようなもので、クリニックからの情報をLINEで受け取った方を次の操作に誘導する仕組みまで作ることができますので、友だち登録するきっかけ作りには大いに役立ちそうですね。
さらにLINEと予約システムの機能を連携できる場合は、ボタン1つで簡単に予約できるようになります。
クリニックのLINEトーク画面を開けば必要な情報とツールがすべて揃っているというのは、患者さんには間違いなく便利で、受診を促進する役割を果たしますので、ぜひクリニック独自のツールにアレンジしてみていただければと思います。
💡 ここがポイント
● 便利なリッチメニューの設定例
1.「診療時間」ボタンからホームページの診療時間のページにリンク
2.「予約」ボタンから予約システムのページにリンク(システム連携がある場合は自動ログイン)
3.「電話」ボタンから1タップで電話をかけられる
4.「アクセス」ボタンからクリニックの地図情報を表示
2.リピーター定着化につながるLINE活用例
2-1.予約のリマインドをLINEで自動送信する
ここからは、LINE連携に対応しているメディカル革命によるLINE活用事例のご紹介になります。

メディカル革命のLINE連携機能は、弊社のお客様の9割以上が導入している人気のオプションで、大変ご好評をいただいております。
一番の特徴は、予約日の前日に患者さんに自動でLINEリマインドメッセージが送信されること。
予約が少し先の場合、患者さんも日々多忙ですから予約の詳細を覚えておくことは困難ですが、予約日の前日にお知らせしてもらえると、時間間違いなどのミスがなくなり、患者さんも安心です。また、LINEであればメールよりも通知に気づきやすいところも嬉しいですね。
患者さんお一人お一人にリマインドメッセージが自動で送られることは、接遇の向上となりますので、一度受診した患者さんの定着につながりやすいです。
リマインドメッセージが送られることをシニア世代の患者さんにも積極的にアピールしてLINE登録を推進し、クリニックの業務負担の軽減に成功したクリニック様の事例もありますので、ぜひ本記事の最後に紹介している関連記事もお読みください。
💡 ここがポイント
● リマインドメッセージには、予約日時だけでなく、都合が悪くなった際に患者さんご自身で変更やキャンセルをするように案内すると、無断キャンセルを減らす効果があります。
● 予約内容によって、当日の持ち物や、前日の食事制限についての注意文を添えると、患者さんが注意文を探す手間が省けます。
2-2.必要な方だけにターゲットを絞って次回の検査時期などの案内を送信する
次もメディカル革命のLINE連携機能を活用した定期受診案内の仕組みのご紹介です。
患者さんに自覚症状がない場合は、次の受診を先延ばしにしてしまい勝ちですが、クリニックから個別に適切なタイミングで次回の診察や検査の受診案内をもらえれば、またクリニックに行こうと判断するきっかけになります。
このようなお知らせを送るには、まずは案内を送信する対象の患者さんを絞り込む必要がありますが、メディカル革命では前回の予約日から起算して〇ヶ月経った患者さんを抽出したり、患者さんごとに次は「〇ヶ月先」にお知らせをするというフラグをつけ、毎月の定期受診案内を送信んする対象者リストを作成することができます。
あらかじめLINE登録を行っている患者さんには、一括で案内を送ることができますので、ハガキ郵送や開封率が低いメールと比べて再受診を促す効果も高いでしょう。
💡 ここがポイント
● ハガキの送料は1通85円ですから、仮に上記の案内をハガキで出すとしたら職員様の作業もコストもかなりかかります。
● オプションの『LINEターゲット配信』機能を活用して初診の患者さんにアンケートを自動送信し、患者さんからの回答を院内の接遇改善に役立てていらっしゃるクリニック様もいらっしゃいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
集患したい、リピーターを増やしたいとお考えのクリニック様に、LINEをもっと活用いただけるようご案内してまいりました。
弊社のお客様でも、予約システムの導入を機にLINEアカウントを作成するクリニック様が多く、今から活用を開始するのでもまったく遅くはありませんし、始めてみたところ、想像以上に患者さんにはなくてはならないツールになっている例も少なくありませんので、まずはLINEを患者さんにどのように使ってもらいたいかを考えてみていただければ幸いです。
また、予約システムを導入していない、予約システムは導入済みだがLINEの連携はしていない、という場合でもLINE友だち登録者を増やすのは決して難しくはありません。
LINEのリッチメニューの設定を行い、ホームページにて、LINE友だち登録のバナーを設置するだけでなく、来院患者さん1人1人にLINE友だち追加をご案内してみてください。
本記事が患者さんとの新たな関係作りにお役立ていただけますと幸いです。
メディカル革命のLINE連携機能ご紹介記事一覧
● メディカル革命のLINEでの予約 とくに評価されている3つのポイント
● シニア世代はスマホを使えない? データで見る年齢層別LINE予約利用率(福岡県の事例)
● リハビリのLINE予約率を高めて業務負担の軽減に成功した秘訣は?(福岡県の事例2)