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導入事例

メディカル革命 byGMOを導入されたクリニック様をご紹介します

眼科医療✖デジタルの未来を牽引し診察券レスを実現させた、医療DXのパイオニアタワーリバーク眼科様眼科

タワーリバーク眼科 様

科目: 眼科

所在地: 神奈川県

タワーリバーク眼科様
医療現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、タワーリバーク眼科の大塚院長は、その最前線を走り続け、院内の医療DX化を草創期から推進されています。今回のインタビューでは、約2年前に導入されたメディカル革命 byGMO(以下、メディカル革命)と、それに付随した革新的な診察券レスの運用についてお話を伺いました。
課題
●診察と検査の予約が別々で、その都度医師を選択する必要があり、
 患者さん・クリニック双方にとって手間が大きかった。

●予約後に別サイトのWEB問診システムに回答する必要があったため、
 患者さんの途中離脱が多く、WEB問診の回答率が著しく低かった。
期待
予約手続きのワンストップ化
 診察と検査の予約を一度で完了できるようにし、患者さんと
 スタッフの予約に関する手間が解消されること。

ペーパーレス化の推進  
 予約システムやマイナンバーカードの活用により、診察券や
 問診票などの紙媒体を極力減らしペーパーレス化を実現する
 こと
効果・活用ポイント
予約と問診の一体化による効率改善
 予約から問診までを一体化できたことで、問診回答率がほぼ100%に向上。
 事前に患者情報を正確に把握できるため、来院後のやり取りが激減し、
 受付業務が効率化した。

LINEとSMS認証の活用
 手軽なLINEでの予約が患者さんに浸透し、利便性が向上。
 また、SMS認証機能の利用による本人確認やマイナンバーカードによる
 診察受付を活用し、カード型診察券を完全に廃止することで、コスト削減と
 受付業務の負担軽減を実現した。

予約の連鎖とLINE活用が決め手。事前の問診回答率もほぼ100%となり業務フロー、患者満足度とも劇的に改善

――以前はどのような予約や問診のシステムをご利用され、どのような課題をお持ちでしたか?

以前は、診察と検査それぞれの予約を別々に取るシステムでした。
診察の予約後に検査の予約、またそれぞれに医師の選択をしなくてはならず、非常に手間だったため、予約が連鎖するような形を求めていました。

また、WEB問診とも連携していましたが、予約後に別サイトの問診システムに飛ぶ煩わしさから問診途中で離脱してしまう患者さんが多く、問診の回答率が著しく落ちてしまうという問題が生じていました。


―― メディカル革命を導入後、予約取得の利便性や問診の回答率は改善されましたか?

おかげさまで、医師ごとに診察と検査の時間を連鎖予約※できる、などの細かい設定が可能になり、患者さん・クリニック側ともに予約の煩雑さはかなり解消されました。 
※連鎖予約(部屋ー医師ー機器など、連鎖的に予約できるオプション機能)

特に注目すべきは、LINEを活用した予約が浸透してきていることです。ホームページから予約するよりも、LINEで予約する方が便利だと感じている患者さんが多いですね。                                  

また、予約システムとWEB問診システムが一体化されたことにより、離脱がなくなり問診の回答率はほぼ100%に達しています。これにより、クリニック側で患者情報を事前に把握できるようになり、来院後のやり取りが激減し、時間の効率化が実現できています。

“診察券の完全廃止”を可能にしたSMS認証機能とマイナンバーカード

――貴院では現在、診察券を完全に廃止され、高齢の患者さんにもお渡しされていないとのことですが、この非常に画期的な取り組みを決定されるまでにはどのような経緯があったのでしょうか?

マイナ保険証があれば正確な本人確認ができるので、オンライン資格確認導入初期より診察券を廃止しました。2年前からは、メディカル革命のSMS認証を併用し、より正確な本人確認ができるようになりました。

従来のカード型診察券を廃止し、SMS認証の利用による本人確認やマイナンバーカードによる診察受付へと完全移行し運用しようと考えたのは、マイナンバーカードで受付をすると、患者さんの個人情報が電子カルテなどのシステムに即反映されるにも関わらず、また問診票で名前や住所を書かせるといった二度手間は明らかにおかしいと感じたからです。

また、メディカル革命のSMS認証機能※を利用すれば、IDとパスワードがなくてもLINEやWEBからの予約が可能になります。このSMS認証機能によって本人確認ができるのであれば、 診察券に記載してあるID番号を患者さん自身が知っておく必要もないな、と感じ、最終的に診察券の完全廃止を決定しました。      
※SMS認証機能(SMSで認証コードを通知し、本人確認ができるオプション機能)

マイナンバーカードやSMS認証機能は、言わばデジタル時代の「最強の診察券」のようなものだと考えています。


――患者さんから「診察券がないと困る」といった声はございませんでしたか?

やはり当初は「ないと困る」という先入観的な抵抗はありました。

しかし現在では、高齢者でもスマートフォンをお持ちの方が多いですし、窓口での受付時に「マイナンバーカードとSMS認証で本人確認ができるので大丈夫ですよ」とていねいにご説明すると、ほとんどの患者さんは納得されています。

タワーリバーク眼科02

――診察券をなくすことで、スタッフさんの負担軽減やコスト削減にも繋がっていますか?

医療業界でも様々なコスト上昇は避けては通れない大きな経営課題のひとつですので、診察券の制作コストがなくなることは、経費削減につながります。

また、診察券を廃止したこととマイナンバーカードの利用を促進したことで、診察券を預かったり、確認したりといった業務がなくなり、受付時の負担軽減と業務効率化にもなりました。

患者満足と運用効率を最大限にもたらすデジタル集患の導線

―― 先進的な取り組みを確実に実行していくために大切にされていることはなんですか?

まずは、できることは全てやってみようというスタンスです。

診察券はなくせないと考えておられる医療機関も多いかと思います。集患の視点からも診察券がないと、他の人にクリニックを紹介する際に診察券を見せて、「このクリニック良いよ」とおすすめしてもらうという使い方ができない、という意見もあるかもしれません。

しかし、現在ではそういった紹介よりもWEBやマップ、LINE検索などでクリニックを探す・知る、と言う患者さんの方が多いと思います。


―― LINEでの予約機能を導入され、患者さんの反応はいかがでしょうか?

やはりLINEでの予約は便利だと感じている患者さんが非常に多いですね。
当院のホームページにある予約画面から予約するよりも、LINEで予約する方が簡単で良いという声があります。

初回登録だけ済ませておけば、以後はLINEの予約ボタンを押すだけでIDやパスワードの入力が不要で、そのままご自身のお名前で予約画面にログインできる手軽さが非常に好評です。
おかげさまでお友達登録も順調に増えています。


――オンラインマップ集患※は、新規患者さんの集患に繋がっていますでしょうか?

オンラインマップ集患※(Googleマップ)から毎月十数名の新規患者さんのご予約をいただいています。マップ検索から予約画面に直結しているので、順調にご利用いただいていると感じています。
※オンラインマップ集患(Googleマップ上に表示される予約ボタンから予約ページへ直接リンクさせる
オプション機能)

移転後も新規患者さんが徐々に増えており、こういったデジタルの集患導線をしっかり考えていく時代になっていると思います。             

タワーリバーク眼科03

医療DX化の未来と今後の展望

――大塚先生は、今後どのようなクリニックを目指していかれたいですか?

当院は、早くから院内における医療DXの道筋を描いて、それらを実行してきました。
国が推進しているマイナンバーカードによるオンライン資格確認のシステムと当院の医療システムは完全に同期しており、リアルタイムで処方情報なども確認できています。

これにより「お薬手帳は?」「どこにかかってた?」といった質問が不要になり、必要な検査や投薬を無駄なく的確に実施でき、時間的な効率が大幅に向上していると感じています。

今秋からは、マイナポータルアプリによるスマートフォンへのマイナンバーカード搭載も始まるので、当院もそれに向けての準備をすでに整えました。

このマイナポータルアプリは非常に便利で、患者さんが自分自身の投薬情報、予防接種履歴、検査結果などをすべてアプリ上で確認できるようになるため、医療における最大の不満のひとつである「時間がかかる」を解消、良質の医療を提供しながらも「時間がかからない」、究極の患者満足を提供できる医療機関を目指したいですね。


――メディカル革命に今後期待することはありますか?

オンライン診療での資格確認の対応です。
9月からスマートフォンに内蔵されたマイナ保険証の利用が始まる中で、オンライン診療でも同じような連携がとれればとても便利です。資格確認証の写真を送る必要はなくなりますし、電子処方箋も発行できるようになります。

当院では現在、診察終了後診察室でそのまま会計処理、キャッシュレス決済による精算手続き、電子処方箋をその場で薬局に送信する仕組みを構築し、患者さんの院内滞在時間を大幅に短縮することに取り組んでいます。

予約とオンライン資格確認をつなげることで、さらなる医療DXのあるべき姿を追及して欲しいですね。


――編集後記

今回、特に印象的だったのは、多くのクリニックが医療DXの活用方法に日々悩んでいる中で、大塚院長が常に未来志向で眼科医療✖デジタルの一歩先をご自身のクリニックで実践されていらっしゃることです。
その中でメディカル革命を活用いただき、大塚院長が目指しておられる医療DX最先端クリニックに貢献できていることを大変うれしく思いました。

今後も大塚院長が目指す最先端の医療DXに貢献できるよう、様々な機能を充実させていきたいと思います。

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目次

  1. 予約の連鎖とLINE活用が決め手。事前の問診回答率もほぼ100%となり業務フロー、患者満足度とも劇的に改善
  2. “診察券の完全廃止”を可能にしたSMS認証機能とマイナンバーカード
  3. 患者満足と運用効率を最大限にもたらすデジタル集患の導線
  4. 医療DX化の未来と今後の展望

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