こんにちは。GMO医療予約技術研究所です。
弊社では、日頃からお客様にメディカル革命を通して患者さんの予約のしやすさを追及した予約導線をご提案させていただいております。
この予約導線の設計は、せっかくクリニックのホームページを見て受診意思を固めた患者さんが予約操作の途中で離脱することのないようにするためにも非常に重要です。
また、優れた予約導線確保は医業収益の向上にも繋がります。予約システムのお切り替えで予約導線が改善した結果、収益向上の効果を実感いただいた例として、看板広告で有名なきぬた歯科様の導入事例(※Dentryはメディカル革命の歯科向けプロダクト)をお読みいただければと思います。
患者さんの選択肢の多様化に対応できていますか?
さて、今回のテーマは「集患」です。
クリニック経営においては、医療、設備、接遇というコアな部分で患者さんの信頼を得て、関係を強化する(再診につなげる)ことで経営基盤を固めていくことが大前提ではありますが、これは患者さんが来てくれてからのお話です。
では、お店を構えた、ホームページを作った、WEB予約・LINE予約・WEB問診などの便利なツールを揃えた、駅近で人通りもある、同じ診療圏にライバル医院が少ない、というクリニックは、待っていれば患者さんが来るので安泰でしょうか?
ひと昔前まではそれでも良かったと思いますが、最近は事情が変わっているようです。
患者さん側も飛び込みで入ったクリニックでは予約をしていなかったために診察まで長時間待たされたという経験をすでにお持ちですし、自分の症状は一体何科で診てもらうのが良いのか、専門医がいるクリニックが近くにあるのか、そのクリニックはどのような評判か、受診をするには長時間待つのか、希望の日時に予約できるのかなど、様々な情報を事前に得た上で、「このクリニックに行こう」という受診意思を固めています。
このようにして、患者さんは医療機関を「探して」「調べて」「選んで」いらっしゃいます。
インターネットでの集患は来院のきっかけを作るところから始まる
「集患」の対策が必要かどうかは病院・クリニックにより様々ですが、毎日の来院患者さんが多く、経営にまったく困っていないクリニックを除き、毎月一定数の新患を確保することは経営を維持するには必要という認識をお持ちの医療機関様がほとんどではないかと思います。
弊社にも集患が思うようにできていないというご相談をいただくことも少なくありません。新規開業またはシステムのお切り替えで「患者さんが増えてうれしい」というご報告をいただきながらも、「さらに新患を増やすにはどうしたら良いか?」というご相談もいただきます。
このようなご相談に対しては、まずは離脱しにくい予約導線を作るためにトップページの見やすさの改善などに取り組むことをお話させていただきますが、もちろん繰り返し来てもらうためにはお待たせしない受付運用が大切ですし、安心で質の高い医療を提供することで患者満足度が向上するというお話に繋がっていきます。
しかしながら、やはりインターネット上での集患は来院のきっかけを作るところから始まります。
検索結果から最短経路での予約を実現するメディカル革命の『Google マップ集患』機能
弊社でも、この部分で少しでもお客様のお役に立てればという願いから、このたび『Google マップ集患』機能をリリースしました。
このサービスは、メディカル革命をご利用のお客様のWEB予約サイトとGoogle マップの位置情報を連携させ、お客様のGoogleビジネスプロフィール上に「オンラインで予約」というボタンを表示させるものです。ボタンをタップすると、患者さんは予約サイトにダイレクトに誘導されます。
これはインターネット集患の始点となる検索サイトにおいては、次の2つの理由で、非常に有利になり得ます。
1.ボタンが表示されているだけで目に留まりやすいこと
2.ネットで予約できることが一目瞭然であること
じっくり調べる時間があり、ホームページを見て受診意思を固める患者さんが一定数いらっしゃる一方で、急な症状がある、引っ越してきたばかりでどこを選んだらよいか分からない、という患者さんには、この「オンラインで予約」ボタンからのダイレクト予約は、ホームページを経由せずに、より早く希望に合ったクリニックを選ぶための手助けとなるでしょう。
実際にホームページをじっくり見ずに即、受診できるか問い合わせしたい、または予約したいというニーズは潜在的にはあったはずですが、それに応える仕組みが今まではありませんでした。電話ができたとしても、ネット検索をしている時間が夜だった場合、患者さんは翌朝の診療が開始するまで待つしかなかったのです。
したがって、この『Googleマップ集患』は検索結果からホームページを介さず最短経路での予約を実現し、即予約したいという患者さんのニーズに応えることができる新しい仕組みということになります。
そして、1人でも多くの患者さんに自院を選んでもらいたいと考えているクリニックにとっても、患者さんが複数のクリニックのホームページを見て回るより早い段階で選んでもらえ、より有利に患者を獲得できるということになります。
よりスムーズな予約導線を用意することが集患対策になります
メディカル革命をご利用中のお客様の予約データから、患者さんがWEB予約をする時間帯は日中の診療時間帯よりも、診療時間外の方が多いことが分かっており、今後はますますインターネットでよりスムーズな予約導線を用意することがクリニックの集患には重要となっていくと思われます。
継続的に新患を確保したいとお考えのクリニック様は、ぜひメディカル革命の『Google マップ集患』で、集患力アップに取り組んでいただければと思います。
機能の概要は以下のページをご覧ください。
『Google マップ集患』機能概要
次の記事では、『Googleマップ集患』機能を導入されたクリニック様の実際の効果についてレポートいたします。
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