こんにちは。GMO医療予約技術研究所です。
新型コロナウイルス流行を契機に一気に広まったWEB問診。事前に患者さんの症状を確認できる、待ち時間短縮、ペーパーレスなど、医療機関にとっても正確な診断と業務効率化に欠かせないサービスで、今後も導入の動きは加速することが予想されます。
そのような中、弊社ではこれまでたびたび、
「WEB問診を導入してみたが、記入してくれる患者さんが少なくて・・・」
とのご相談をいただくことがありました。
いくらWEB問診システムで問診項目の作りこみを行っても、患者さんが回答をしてくれなければ意味がありません。ここでは、WEB問診の回答率が低くなる原因を考えてみたいと思います。
WEB問診の回答率が低い要因
1.難しそう、手間がかかりそうな印象がある
2.問診項目が多く、入力量が多い
3.WEB問診画面へのアクセスがしにくい
1つ目は、クリニックが用意した問診票が複数ある場合に、患者さん側がどの問診票に答えたらよいか分からない、診察券番号・氏名・生年月日を一から入力する必要があるなど、問診に答える手前で面倒だと感じさせてしまう課題が挙げられます。
2つ目は文字通り、問診項目が多い点です。クリニックの意図を優先すると、WEB問診で得られる情報が細かければ細かいほど診断が早く、診察時間を短縮できて良いことだらけなのですが、項目を増やすとそれだけ患者さんに負担をかけてしまうこともあり得ます。
また、紙の問診票の場合は一目でどの程度の分量の質問があるか分かりますが、WEB問診では順を追って質問に答えていくためにすべて回答するまでにどれだけ時間がかかるのかが分かりづらいです。
3つ目のWEB問診画面へのアクセスがしにくい具体的な例としては、
順番待ちシステムを使っているが、WEB問診との連携ができない。
ホームページにWEB問診へのリンクを置いているだけなので、気づいてもらえない。
予約システムのメール内にURLを差し込みしているが、気づいてもらえない。
などです。
1つ目と3つ目は予約システムとWEB問診システムを連携させることで多くのクリニック様が問診記入率を上げることに成功していますので、弊社の予約システムとWEB問診、または他社のWEB問診との連携の内容を参考にしてみてください。
メディカル革命(予約システム)とWEB問診システムの連携内容
● 予約完了操作の直後にWEB問診の画面に自動遷移
● 予約システムに登録されている患者情報(カルテ番号・氏名・生年月日)をWEB問診システムに連携(患者さんがWEB問診画面で再度情報を入力する手間を省きます)
● 予約メニューと問診票を紐づけできる(予約内容に応じた問診票を提示します)
● 予約状況を確認できるマイページからWEB問診入力画面を開ける
● クリニック側では患者さんが問診を記入済みかどうかを予約管理画面で確認できる(WEB問診の回答は電子カルテにコピペできます ※電子カルテのPCでメディカル革命の画面を閲覧可能な場合)
なお、メディカル革命では、1件の予約が入るとそれに応じた問診票を発行する仕組みで、患者さんがWEB問診に回答しているかどうかを確認できるようになっています。
弊社の調べでは、メディカル革命のネット予約とWEB問診をセットで利用されているお客様の中で、患者さんの問診回答率(全予約件数に対する問診が回答されている数の割合)が平均93%以上の内科のクリニック様がいらっしゃることが分かりました。
このクリニック様では、日によってはネット予約率も問診回答率もどちらも100% のときもありました。
WEB問診システムを単独で利用している場合と比較して、予約した流れでそのままWEB問診画面に遷移できるメディカル革命の問診連携を利用されているお客様では、回答率が70%以上であることは珍しくありませんが、90%以上という高い回答率を実現されているこのクリニック様では予約操作の途中でWEB問診を記入することを依頼し、同意をとっていらっしゃいました(予約時の簡易アンケート機能を利用)。患者さんへのちょっとした呼びかけが回答率90%以上という効果を生み出しているのですね。
メディカル革命のWEB問診オプション(予約と連携)をご利用の医院様の問診回答率を調べてみました
● Aクリニック(内科) 平均93%(発熱外来は94%)
● Bクリニック(耳鼻咽喉科) 平均80%(発熱外来は90%)
● Cリニック(心療内科) 平均76%
● Dクリニック(婦人科) 平均63%
いかがでしょうか?
もし、WEB問診を利用していて記入率が50%以下という場合は、予約システムと連携することで改善できますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、予約システムもWEB問診も導入はこれからという方には、LINEでの予約、メディカル革命のWEB問診を初期費用なしでお手軽に開始できるメディカル革命の『DXスタータープラン』も用意しておりますので、ぜひご検討ください。