こんにちは。GMO医療予約技術研究所です。
前回の記事では、昨今の病院・クリニック経営において、インターネットでの集患対策はもはや欠かせないこと、検索後にホームページを閲覧してからクリニックに来てもらう流れが一般的だった時代から、検索サイトがより活況となっている現在は、ホームページを経由せずに即予約をしたいニーズが出始めているというお話をさせていただきました。
そして、メディカル革命の新サービス『Google マップ集患』はその新しいニーズに対応するものであることをご紹介しました。
この『Google マップ集患』機能、リリース以来、多数のお問い合わせをいただいており、ご導入のクリニック様が続々と増えています。
そこで、今回は本機能をご検討中の方のために、実際にご利用されているクリニック様でどのような効果があったかをご紹介したいと思います。
Google マップ集患機能の導入効果は?
1.北陸地方の内科クリニック様の例
このクリニック様は地方都市ということもあり、患者さんは70歳代が最も多く、全体的に年齢層が高めです。
そこで、より若い年齢層の新患を増やしたいというご要望があり、Googleマップ集患機能を導入されました。
次の図は本機能を導入する前の月と導入月の年代別来院数をグラフ化したものです。
クリニック様のご希望通り、Google検索経由の予約は50歳代以下の若い年齢層からご利用があったことを示しています。
なお、同じように患者さんの年齢層が高い東京郊外の内科クリニック様でも、Google検索経由の予約を利用された患者さんは10代から50代までの比較的若い年齢層でした。
このことから、Googleマップ集患機能はより若い年代の患者さんを増やしたいとお考えのクリニック様には非常に効果的な集患方法と言えるのではないでしょうか。
2.都内の内視鏡内科クリニック様の例
次は、都内の内視鏡内科クリニック様の例です。
内視鏡検査の新患を増やしたいという目的でGoogleマップ集患を導入されました。
導入から1ヶ月間、Google検索経由の新患予約が毎日コンスタントに入り、想定通りの効果があったと思われますが、このクリニック様では、一度はクリニックに来院したことがある再診の患者さんもGoogle検索経由の予約をご利用されることが多く、Google検索経由の全予約件数の3分の1が再診患者という結果でした。
最短経路の予約ニーズは再診の患者さんにも
集患のための機能なのに再診の患者さんも?と思われるかもしれませんが、本機能はもちろん、再診の方にもご利用いただけます。
ここでお伝えしたいのは、GoogleまたはGoogleマップ検索は、初めてのクリニックを探すときに限らず、かかったことがあるクリニックの予約をするときにも利用されるということです。
再診の患者さんの場合は、そのクリニックを受診する意思をお持ちの方が検索をしてます。したがって、ホームページを経由せずに直接予約サイトにアクセスできたことで、時間の短縮になり便利と感じて下さったかもしれません。
このような傾向から、今年内視鏡検査を受けた患者さんに、また来年も予約してもらうためにも、本機能を活用してすぐに予約が取れる導線を引いておくとリピート促進効果も期待できそうですね。
なお、上記の内視鏡内科クリニック様の例に限らず、他の医療機関様でも再診の方のGoogleまたはGoogle マップ検索経由予約のご利用はありますが、新患のご利用の比率が高いか低いかはお客様の診療科、診療内容により異なることも分かりました。
※本機能はGoogle検索経由で入った新患の予約1件に対して課金する従量課金制ですが、Google検索経由の再診の方の予約は課金対象外となります。また、新患の予約か、新患以外の方かはシステムで判定できるようになっています。
機能の概要は以下のページをご覧ください。
『Google マップ集患』機能概要
『Google マップ集患』の予約促進効果まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事ではGoogle マップ集患機能の予約促進効果の一部をご紹介させていただきました。
・患者の年齢層が高いクリニック様には、若い年代の新患を増やすきっかけになる
・再診の患者さんもGoogle検索を利用。久しぶりの来院にも繋げることができる
集患で同様の課題がある、導入をご検討中のクリニック様にはぜひ参考にしていただけますと幸いです。
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