みなさんこんにちは。
エンジニアの萩田です。
今回は、実際の医院さんで運用開始する、Pepperによるロボット受付の事例をご紹介します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
なんと、Pepperが受付対応してくれるのです。
裏側では、当社の予約システム『メディカル革命』『Dentry』とインターネット越しに連携しています。
その上、『顔認証』までできてしまうのです!!
ロボット受付の流れ
ロボット受付の詳しい流れは、以下のようになっています。
1.来院された患者さんは、Pepperに近づきます
2.Pepperの案内により、「受付」を開始します
3.患者さんは自分の診察券番号を入力します
※顔を登録してあった場合、ここで顔認証を行います。すると、自動でカルテ番号が入力されます
4.来院処理が完了します
※当社の予約システムに連携し、きちんと実際の予約状況をチェックし、来院処理を実行します!
ちなみに来院処理とは、『予約システム上の当日の予約に対して、来院したマークを付ける』という動作になります。
来院処理をすることで、来ている患者さんと来ていない患者さんを管理したり、呼び出しの準備をしたりできます。
自動での顔認識
Pepperでの自動受付実施時に、患者さんの写真を撮影します。このデータを、顔認証や受付管理に利用しています。
医院さんのメリット
ロボット受付ができることで医院スタッフの方は、受付の手間を削減できます。
患者さんのメリット
ロボット受付ができることで患者さんは、受付まで行かずに受付処理を行えます。また、細かな症状などを選択することで、『言いにくい症状などを口に出さなくても』受付してもらえるようになります。
その他のできること
受付処理以外にも、以下のようなことができます。
・Pepperが歌やダンスなどを披露し、子供さんの注意を引くことで、親御さんにもゆっくりして頂くことができます
・治療についてのQ&Aに答えたり、特定の病気症状についての説明を行うことができます
まとめ
このように、ロボット受付を活用することで、
・受付スタッフの手間を削減できる
・患者さんも、楽しみながらスムーズに受付処理をできる
という効果を生み出せます。
これからも当社では、Pepperや人工知能技術を活用した医療現場への貢献を目指していきたいと思います。