脳の健康診断! 脳ドックで病変を早期発見
—— 新緑脳神経外科様とは、どのような医療機関なのでしょうか?
当院は、脳神経外科・呼吸器内科・整形外科・循環器内科・放射線治療科・神経内科の6科を中心とする医療機関です。
脳神経外科とは、脳卒中(脳梗塞、くも膜下出血、脳内出血など)や頭部外傷などの病気に対して、治療や予防を行う診療科です。
脳の病気は、頭痛やめまい、肩こりなど、日常的によく起きる症状の裏に潜んでいますが、見逃してしまうと重大な結果につながりかねません。
だからこそ、脳の病気には精度の高い検査と早期発見が欠かせないのです。
「脳ドック」は当院の強みの1つであり、2017年には「日本脳ドック学会認定施設」に認定されました。
日本脳ドック学会認定施設
当院の脳ドックでは、自分ではわからない脳の病変の早期発見を目的とした、いわば「脳の総合的な健康診断」を行っています。
頭部MRIや頸部エコーを中心とした「基本コース」のほか、認知機能診断を加えた「物忘れコース」、お忙しい方向けの「簡易コース」もあり、ご都合に合わせて受診していただけます。
最先端のがん治療! サイバーナイフとは
—— 新緑脳神経外科様ではサイバーナイフによる放射線治療が受けられるようですが「サイバーナイフ」とはどのようなものでしょうか?
がん治療の一環で、当院では放射線治療科で扱っています。
サイバーナイフは、最先端の産業ロボット技術などを応用した高精度の定位放射線治療装置です。
病巣を正確にとらえ、ロボットアームが自在に角度を変えながら、放射線発生装置から的確に照射していきます。
正常な細胞へのダメージが最小限で済み、痛みや危険も少なく、通院での治療も可能なことや、治療に柔軟な応用ができることなどが強みです。
もともと首から上のがんに適用されてきましたが、近年は体幹のがん(肺がん、肝臓がんなど)への適用例も増えてきました。
当院でのサイバーナイフを使った高精度放射線治療は、第7回世界サイバーナイフユーザー会において「2007年度 サイバーナイフ治療実績 世界1位」であることが認定されました。
2016年12月時点では6,500症例に達しております。
併設の「放射線治療品質管理室」とも協力し、治療の質と精度を日々向上させています。
要望の実現度がダントツ! メディカル革命で高いWEB予約率
—— メディカル革命を導入された理由をお聞かせください
予約システムについては数十社の製品を調べ、実際に4~5社とはお会いして説明を伺いました。
当院の要望を具体的にお伝えすると、残念ながら「対応できない」とおっしゃる会社が多かったのですが、
メディカル革命だけは「実現できる」と言ってくださいました。
一番の決め手は、「複数診療科や複数の検査に対応したカスタマイズができる」という点です。
当院は診療内容が多岐にわたるため、WEB予約への移行がしやすいものとしにくいものがあります。
したがって今後の展開を考え、WEB予約の移行がしにくいものにも対応しているか? という点を重視しました。
実際の導入は移行しやすい診療で開始したので、混乱なくWEB予約を始めることができました。
開始にあたり、具体的な要望にも柔軟に対応していただけたので、とても助かりました。
—— メディカル革命導入の効果は、実感されていますか?
はい。現在導入している脳ドックとインフルエンザの予約の半数近くがWEB予約です。
多い月には60%超がWEB予約というときもあります。
またWEB予約の半数近くが診療時間外での受付であり、患者さんにも便利だと感じていただけるのではないかと考えております。
当初は高齢の方の利用は難しいのではないかと考えていましたが、10代~80代と幅広い年齢層の方にご利用いただいており、ほかの診療科のWEB予約への移行も前向きに考えるようになりました。
先端医療と地域密着型医療との両立をめざして
—— 今後の展望をお聞かせください
引き続き、サイバーナイフのような高度医療を実践し、医療現場を牽引し続けながら、一般外来や脳ドックを通じて、生活習慣病や脳卒中の予防・治療、リハビリなど地域医療にも力を入れていきます。
近年は、医療機関にも高いホスピタリティが求められています。
高い技術や安全性はもちろんのこと、患者さんに気持ちよく治療を受けていただけるような施設であり続けたいと考えています。
▼ 新緑脳神経外科様 WEBサイト
http://www.syck.jp/