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導入事例

メディカル革命 byGMOを導入されたクリニック様をご紹介します

プレコンセプションケアと卵子凍結にフォーカスした革新的な婦人科クリニックとしてニーズに合った予約環境を構築グレイス杉山クリニックSHIBUYA 様婦人科

グレイス杉山クリニックSHIBUYA 様

科目: 婦人科・生殖医療

所在地: 東京都

岡田先生
吹き抜けがあり、開放的で明るいカフェのような空間。そこには従来のクリニックの待合室でよく見られる待ち番号ディスプレイや、患者さんが診察に呼ばれるのをじっと座って待つ風景はありません。
2022年4月、プレコンセプションケアと卵子凍結を主軸とした医療サービスの提供を目的として開業されたグレイス杉山クリニックSHIBUYAの岡田有香院長先生に、メディカル革命 byGMO(以下メディカル革命)導入の経緯や活用方法等をお伺いしました。
課題
期待
効果・活用ポイント
採血結果の待ち時間に、テレワークもできる待合スペースでお仕事等をしながらお待ちになる患者さんをLINEで個別に診察室へお呼び出し。
若年齢層の患者さんをターゲットとしているため、スマートフォンでの予約のとりやすさを重視。
予約データからどの年齢層の予約がどのぐらい入っているかなどの傾向を把握し、マーケティング施策を検討。

若い世代の女性をターゲットにしているので、スマホから予約をしやすいことと、LINEと連携できることを一番に重視してメディカル革命を選びました

— はじめに、クリニックの特徴を教えていただけますでしょうか?

待合室02

当院は、将来妊娠を考える方の健康管理に向けて、今からできることをサポートするというコンセプトのもと、プレコンセプションケアと卵子凍結を中心に診療を行っています。

特にプレコンセプションケアをメインで行う婦人科で、卵子凍結の採卵ができる施設というのは当院以外にはないと思います。

— プレコンセプションケアというのはどういうものなのでしょうか?不妊治療とは異なりますか?

不妊治療というより、女性が結婚や妊娠のずっと前に、ご自身の体の状態を知るためのケアということになります。
プレコンセプションケアでは、AMH検査といって卵子の数を診る検査、子宮、卵巣の病気がないかどうかを診るエコー検査などを実施します。

卵子の数や閉経の年齢は個人差がかなりあります。たとえば40代の前半で閉経される方は、その10年前までに妊活をしないと間に合わないのですが、その認識をご本人が持つ機会がないというのが現状です。
ですので、当院は妊活自体をいつから始めたらよいのか、妊活をスタートしたけどどうしたらよいか、どのタイミングで不妊治療の専門病院に行ったらよいか分からないという方々の窓口としての役割も持っているのかなと思っています。

— 自分の健康に関心を持った方が、妊活を考える前から検査を受けたり、相談できる場所なのですね。窓際のカウンター席は全席にコンセントがあるようですが、お仕事をされている方がこちらでパソコンを開いたりするのでしょうか?

はい、毎日多くの方が利用していますよ。
卵子凍結の通院では、診察のたびに採血があります。

その結果を待っていただく時間が30分から1時間ありますので、そういう方に自由にお使いいただけるようにしています。

このようなスペースを用意することは最近の不妊治療のクリニックでは珍しくありません。
ただ、当院では不妊治療より前の段階の方々が来られるので、不妊治療のクリニックよりワントーン明るい雰囲気の空間にしました。

— 予約システム導入の経緯についてお伺いします。ご開業と同時にメディカル革命をお使いいただきましたが、システム選定の上で重視したポイントは何でしょうか?

当院がターゲットに考えている患者さんの年齢層が20代、30代と若い世代の女性ですので、スマホから予約をしやすいこと、LINEと連携できるシステムであることを重視し、システムを探しました。

また、電子カルテと連携できることも条件の1つでした。
当院は採卵という婦人科の中でも特殊な分野を扱いますので、電子カルテもかなりのカスタマイズを受け入れてもらえる会社を選んでいます。先に電子カルテが決まっており、すでに構築も進んでいる状態だったので、この電子カルテと連携できて、且つ、LINEが使えるということでメディカル革命に決めました。

— 初診予約の内訳はほぼ、プレコンセプションケア、あるいは卵子凍結に二分されるのですね。こちらはクリニックの期待どおりの予約の入り方なのでしょうか?また、婦人科検診で来院される方もいらっしゃるのですね。

初診予約内訳

低用量ピル相談と月経相談など一般婦人科のメニューは現在は婦人科検診に統合しています。

はい、プレコンセプションケアは入口で、このメニューで予約をされる方の半分ぐらいは同時に卵子凍結も考えていらっしゃいますので、当院の方針や診療内容に合致した集患ができていると思います。

婦人科検診は将来的にプレコンセプションケアを考えていただくための入口ですね。
プレコンセプションケアという言葉がまだ浸透していない中で、そこに対してまだハードルを感じる方もいらっしゃるので、当院で婦人科検診を受けていただくことで、いつぐらいに妊活を考えるかなど、ご自身のライフプランを考えるきっかけにしていただけるのではないかなと思います。
 
 

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待合スペースでお待ちの患者さんを診察室に呼び出すなど、患者さんの動線を動かすこと自体をすべてLINEで行っているので、来院された患者さんには必ずLINEのご登録をお願いしています

— 再診の方のLINEからの予約が定着しているようですね。初診はWEB予約が多く、再診はLINE経由の予約が多いという統計データが出ています。LINE登録者を増やす工夫をされているのでしょうか?

初診で来院された患者さんには、必ずクリニックのLINEアカウントをお友だち追加していただくようお願いしています。

患者さんのLINEアカウントをシステム連携してもらえると、患者さんからLINEで予約ができるようになるだけでなく、クリニック側からも患者さんに個別にLINEのメッセージをメディカル革命を介して送信できるようになります。
当院では開院当初からこの仕組みをフル活用することを計画していました。

というのも、待合スペースでお待ちの患者さんを診察室に呼び出すなど、患者さんの動線を動かすこと自体をすべてLINEで行っているからです。
診察室への案内の他には、会計準備が整ったあとのお呼び出しや後日の来院を促すメッセージなど、あらかじめ15種類以上のメッセージテンプレートを作成しており、自由に使い分けしています。

卵子の凍結数が変わったときなどの患者さんへのお知らせにも活用しています。
もちろん、次回の予約日をあとで決めたい患者さんはLINEで予約をしていただき、治療のツールとしてもお使いいただいています。

呼出しイメージ

 

— 院外でお待ちの方はともかく、院内でお待ちの方をLINEで個別にお呼び出しする、というのはあまり聞いたことがありません。院内放送や受付の方が患者さんをお呼び出しする声が飛び交うことがない、ということでしょうか?

はい、待合スペースは非常に静かですよ。
先ほどもお話しましたが、カフェのような待合スペースでくつろいだり、お仕事など好きなことをして過ごしていただいていますので、LINEでの個別のお呼び出しは院内の落ち着いた雰囲気を保つのに良い仕組みですね。
また、患者さんのプライバシーを守ることにも役立っていると思います。

メディカル革命から出力できる予約データは、クリニックに来ている方がどこからの経由でどういう年齢層の方なのか分析するための非常に貴重なデータになっています

— その他にメディカル革命で気に入っている機能などはございますでしょうか?

再診の患者さんが来院されたときに、1クリックで電子カルテの受付一覧に流れるチェックイン連携は便利ですね。
予約管理カレンダーはよく見ています。1日のスケジュールが把握しやすいですし、スケジュール更新自体も私自身が行っています。
あとはデータの活用ができる点が良いですね。

— クリニック来院の入口となる予約に関するデータをメディカル革命から取得し、どのように活用しているのですか?

待合室01

当院とも提携している卵子凍結サービスのグレイスバンク側(株式会社グレイスグループが運営)では、どういう年齢層にどういうマーケティング施策を打つべきかを常に考えていますので、予約がどのぐらい入っているか、クリニックに来ている方がどこからの経由でどういう年齢層の方なのかというのは、非常に貴重なデータになっているんです。

そして来院した人、そこから実際に採卵した人で年齢層が異なるのですが、最近傾向が現れ始めていて、「今こういうトレンドがある」などが分かるようになりました。
初診で来院されてから採卵までのリードタイムも年齢層によって全然違います。30代後半以上ですと、ほぼ1か月から2か月で、即断の傾向があることが分かっていますね。

予約データをCSV形式で週1回出力しており、とりたい情報はとれています。
今後、予約動線の中で、どこで離脱しているのかを把握できるように、ページごとにタグ付けを細かく設定できると、より活用できるなと思っていますので、ぜひ検討してください。

— クリニックのホームページを見て来院される方が多いのでしょうか?

そうですね。ホームページももちろんですが、インスタグラムや雑誌媒体での情報発信による影響が大きいようです。
グレイスバンクが定期的にセミナーを開催していて、私も話をしていますので、セミナー経由の方も少なくないですね。

「卵子凍結」というキーワードはかなり検索されているのですが、現在、検索サイトのリスティングにそこまで頼らなくても、これらの情報発信の効果で自然流入が増えている状況です。

— 岡田先生がこの分野で情報を発信されることが、患者さんがクリニックに足を運ぶ動機になっているのですね。

最後に、岡田先生からクリニックの今後の展望や患者さんへの想いについてお聞かせください

当院をきっかけに、女性だけでなくカップルの方も、ご自身たちの体に目を向けていただきたいと思っています。
現在、女性の3分の2という多くの方々が婦人科の病気をお持ちです。
まずはかかりつけの婦人科を必ず作ること。もし、20代でまだ作っていらっしゃらないなら、ぜひお願いしたいです。そして、少なくとも1年に1度は必ず婦人科にかかってください。

そのうえで、キャリアプラン・ライフプランを考えて、将来的にご自身が卵子凍結が必要だと思うのでしたら、当院はそれができるような場所を安全に提供していきたいと思いますし、きちんと使えるようにサポートしていきたいと思います。

プレコンセプションケアについて詳しくお伺いし、大変勉強になりました。
グレイス杉山クリニックSHIBUYA様が提唱されている「女性は早い段階で自分の体の状態を知ること、妊娠についての正しい情報を得ることが大切」という考えが、より多くの方に広まることを願っております。
インタビューへのご協力、誠にありがとうございました!
 

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目次

  1. 若い世代の女性をターゲットにしているので、スマホから予約をしやすいことと、LINEと連携できることを一番に重視してメディカル革命を選びました
    1. --- はじめに、クリニックの特徴を教えていただけますでしょうか?
    2. --- プレコンセプションケアというのはどういうものなのでしょうか?不妊治療とは異なりますか?
    3. --- 自分の健康に関心を持った方が、妊活を考える前から検査を受けたり、相談できる場所なのですね。窓際のカウンター席は全席にコンセントがあるようですが、お仕事をされている方がこちらでパソコンを開いたりするのでしょうか?
    4. --- 予約システム導入の経緯についてお伺いします。ご開業と同時にメディカル革命をお使いいただきましたが、システム選定の上で重視したポイントは何でしょうか?
    5. --- 初診予約の内訳はほぼ、プレコンセプションケア、あるいは卵子凍結に二分されるのですね。こちらはクリニックの期待どおりの予約の入り方なのでしょうか?また、婦人科検診で来院される方もいらっしゃるのですね。
  2. 待合スペースでお待ちの患者さんを診察室に呼び出すなど、患者さんの動線を動かすこと自体をすべてLINEで行っているので、来院された患者さんには必ずLINEのご登録をお願いしています
    1. --- 再診の方のLINEからの予約が定着しているようですね。初診はWEB予約が多く、再診はLINE経由の予約が多いという統計データが出ています。LINE登録者を増やす工夫をされているのでしょうか?
    2. --- 院外でお待ちの方はともかく、院内でお待ちの方をLINEで個別にお呼び出しする、というのはあまり聞いたことがありません。院内放送や受付の方が患者さんをお呼び出しする声が飛び交うことがない、ということでしょうか?
  3. メディカル革命から出力できる予約データは、クリニックに来ている方がどこからの経由でどういう年齢層の方なのか分析するための非常に貴重なデータになっています
    1. --- その他にメディカル革命で気に入っている機能などはございますでしょうか?
    2. --- クリニック来院の入口となる予約に関するデータをメディカル革命から取得し、どのように活用しているのですか?
    3. --- クリニックのホームページを見て来院される方が多いのでしょうか?

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